Home

Contact us

Link

Company

Kainoa BBS

School&Lesson

Discography

Artist

Kaoru Kounoike Profile

Kainoa Blog

Kainoa BBS

A Hawaiian guitar KIHO'ALU[キ ホアル]

Company

Topics

Link

Contact us

Kainoa Blog

SPIRIT OF J LABEL Artist Profile

Hawaii music awards japan

ウクレレ、スラック・キー・ギターのスクール&レッスン情報

A Hawaiian guitar KIHO'ALU[キ ホアル]

SLACK-KEY GUITAR スラック・キー・ギターとは?

スラック・キー・ギターの歴史

スラック・キー・ギターの意味と定義

Photo

 スラックとは「Slack」、つまり緩めるの意。スラック・キー・ギターとは、ハワイ独自のスタンダードチューニングとは異なる伝統的ソロ・フィンガー・ピッキング形式のギター奏法です。それぞれの演奏者が、彼らが育ってきた時代と共に受け継がれた伝統的奏法と彼ら独自の演奏法を取り入れています。

 その独特なチューニングは40種類以上確認されており、その響きは大変美しく、アロハの精神に満ち溢れています。

ハワイ人とギターの出会い、簡単な歴史

 ギター自体がハワイに入ってくるきっかけとなった、いくつかの出来事は以下の通りです。

Photo 1778年、海軍少佐候補生のジョージ・バンクーバーがクック船長と共にイギリスからアイスランドにやってきました。バンクーバーはその後、船長に昇進し1793年ハワイに向かいます。この時、何頭かの牛をカメハメハ1世への贈り物として運んでいます。カメハメハ王は、牛の増殖を図るため、牛を殺すことを禁止しました。それからおよそ30年後、カメハメハ3世は、とりわけ広大なハワイ島に住む農民たちの安全を脅かす厄介な問題になっていた牛の過剰問題を受け継ぐことになりました。

 1830年、3世は、スパニッシュ・カリフォルニアで行われるロデオ・ショーに政府代表団を送りました。そこで王が注目したのは、スペイン人、メキシコ人等のカウボーイ達のロデオ技術でした。そして彼らの持つ技術をハワイ人に教えてもらうため、何人かのカウボーイ達をハワイに迎え入れることを計画しました。やがてやって来たカウボーイ達の中に、ギターを持ってきた人がいたのです。そして彼らは主に、ハワイ島ワイメア地方周辺、マウイやオアフ島で牛の馴らし方を教える仕事を始めます。

 その過程でハワイのカウボーイ達も、外からやって来た元祖カウボーイの弾くギターに親しむようになり、当然興味を抱くようになりました。やがて元祖カウボーイ達が本土に戻るときに、彼らが持ってきたギターをハワイの人たちに残していったといわれています。

スラック・キー・ギターの誕生と発展

Photo

 さて、元祖カウボーイが残していったギターを、ハワイの人たちが弾こうと思った時、スタンダード・チューニング(6弦からE-A-D-G-B-E)では、コードの押さえ方が分からない…。そしていろいろ、弦を緩めたりした苦心の末にメジャー・コードになるような調弦法を見つけ出しました。  その結果、緩んだ、つまり“スラック”した開放弦で甘いサウンドを醸し出すギター・チューニングが生まれました。これがスラック・キーの誕生です。

 工夫に富んだこのチューニングは、安定したリズムで、フラや歌の伴奏にしばしば使われ、やがて進化し、ソロ・フィンガー・ピッキング・スタイルで自然に演奏できるように改良されていきました。歌い手の音域に合うように、チューン・ダウンやアップし、独自のハワイアン音楽にマッチするように改良されていったのです。当時はまだギターの数自体が少なく、親指でベースを弾き、それと同時にコードとメロディーを弾けるプレイヤーも希少でした。

 スラック・キー・ギターは、1880年までに、ハワイ全島に広がり、それぞれ独自のスタイルやその島での限定された地域での特色豊かな演奏法が用いられ、今尚その特異なスタイルを保ち続けています。

鴻池薫のスラック・キー天国

Photo

ハワイアン専門誌「HAWAIIAN WAVE」にて2002年4月号からスラック・キー・ギターの 日本初の本格的な誌上セミナーとして、資料価値の高い内容を毎月おとどけしていました。
誌上セミナーは無事2007年3月で連載終了いたしましたので、 今後、5年間連載したデータを基に初心者の方から学べる「スラック・キー・ギター教本」制作に着手する予定です。


お問い合わせ、HAWAIIAN WAVE誌のバックナンバーご希望は、

(有)ハワイアン・ジャーナル社
HAWAIIAN WAVE編集部
Tel:03-5468-8930まで

ページの先頭に戻る